ガイド波分散曲線ソフトウェア

PLATE DISPERSION : PIPE DISPERSION

ガイド波分散曲線 大阪大学大学院工学研究科
機械工学工学専攻
林 高弘
■ガイド波は,細長い材料中を長手方向に伝播する超音波モードです.古くはSH板波やラム波という形で,などに用いられてきました.最近では,このガイド波を利用して配管検査や鉄道レールに対しアクセスできない箇所の検査や長距離スクリーニングを行うニーズが高まり,検査装置の開発が盛んになっています.
■そのガイド波検査装置を設計・製作する際に,必ずガイド波の音速データである分散曲線や,各モードの振動分布データが必要となってきます.しかし,それらを求めるためには,複雑な解法を読み解き,計算コードを作成しなければならず,ガイド波を利用した技術開発の大きな負担となっています.
■そこで,我々がこれまで行ってきた半解析的有限要素法による分散曲線導出計算の技術を整備し,使いやすいソフトウェアを作成しました.約10年のガイド波数値計算技術の集大成として,理論上これ以上最適化が出来ないと考えられる最高速での計算を実現しています.
■操作方法を示したマニュアルに加え,分散曲線のガイド波検査への応用方法を示した事例紹介やガイド波理論の詳細な説明も用意しましたので,ガイド波検査の研究開発に大いにご利用いただけると思います.
■ガイド波非破壊検査以外にも,あらゆる超音波分野,振動,音響,地震などの分野にも利用できるソフトウェアです.
主な機能
Plate Dispersion ver.2 Pipe Dispersion ver.2
・ 半解析的有限要素法による高速計算.
・ SH(紙面に垂直方向振動),Lamb(紙面内振動)のいずれも計算.
・ 配管を円周方向に伝搬するSH,ラム波タイプのガイド波についても計算.
・ 積層平板,積層状の円管(円周方向伝播)も計算.
・ 群速度,位相速度,波長,波数(実部),波数(虚部)による分散曲線表示.
・ 振動形態の表示.Jpegファイルでのフレーム保存.
・ 振動形態のAVI 動画保存(ver.2新機能).
・ 非伝播モードも計算.負の群速度領域(負の位相速度)も計算.
・ 同一モードを正確にトレース.
・ モード名によるデータ保存.
・ モードごとの選択表示
・ 表示単位の変更


Windows 10, XP, 7, 8対応版

・ 半解析的有限要素法による高速計算.
・ 積層平板,積層状の円管(円周方向伝播)も計算可能.
・ 群速度,位相速度,波長,波数(実部),波数(虚部)による分散曲線表示.
・ パイプ表面,断面での振動形態表示.Jpegファイルでのフレーム保存.
・ 振動形態のAVI 動画保存(ver.2新機能).
・ 非伝播モードも計算.負の群速度領域(負の位相速度)も計算.
・ 同一モードを正確にトレース.
・ モード名によるデータ保存.
・ モードごとの表示選択.

Windows 10, XP, 7, 8対応版

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